2021はこだて冬フェスティバル・冬季特別イベント「はこだて光の万華鏡」の開催について
はこだて冬フェスティバルの冬季特別イベント「はこだて光の万華鏡(基坂)」につきましては、去る2020年12月26日の強風により照明器具の設置用イントレ(足場)が倒壊したため、2021年1月4日の開催を延期しておりました。
この度、下記のとおり事故を検証し、安全対策を講じて、2021年1月20日より開催することといたしました。
また、去る1月7日の政府による東京など首都圏1都3県の緊急事態宣言の発令を受け、「はこだて光の万華鏡(元町公園)」の日程も変更になりましたので、併せましてお知らせいたします。
はこだて光の万華鏡【 基坂 】
期 間 |
■変更前/ 2021年1月4日(月)~3月31日(水) ■変更後/ 2021年1月20日(水)~3月31日(水) |
時 間 |
■変更前/ 17:00~22:00 ■変更後/ 変更なし |
内 容 |
■変更前/ プロジェクションマッピング、カラーライトアップ、音響による演出 ■変更後/ カラーライトアップ、音響による演出 |
はこだて光の万華鏡【 元町公園 】
期 間 |
■変更前/ 2021年2月5日(金)~3月27日(土) 金、土曜日、祝前日 ■変更後/ 2021年2月10日(水)~3月27日(土) 金、土曜日、祝前日 |
時 間 |
■変更前/ 18:00~20:30 ■変更後/ 変更なし |
内 容 |
■変更前/ プロジェクションマッピング、カラー・レーザーライトアップ、音響による演出 ■変更後/ 変更なし |
基坂における暴風雪に伴う強風によるイントレ(足場)倒壊の検証と安全対策
-
倒壊前
基坂のイントレ(足場)は、風速の基準(国土交通大臣が定める風速)最大瞬間風速29.7m/sをクリアしたうえで、プロジェクションマッピングの映像のゆがみを抑えるため、高い位置から投影する必要があったことから、約4mのイントレにプロジェクターなどを設置していた。また、このイントレにはプロジェクターなどを保護するためのネット(幕)を設置していた。
-
倒壊発生
12月26日(土)11:50、強風により10基中5基のイントレが倒壊した。
(12:28 暴風雪警報発令 12:49 最大瞬間風速26.7m/s観測:函館地方気象台)
今回の強風は西寄りの風であったことから、最大瞬間風速が観測された地域より海岸に近く、西に位置し、高台の基坂においては観測地点よりも早く、26.7m/sを超える強風が吹いた可能性が考えられる。
-
倒壊要因
このたびの倒壊は想定を超える強風が最大の要因であることは間違いないが、
・プロジェクターや音響機材などを保護するためネット(幕)を設置していたこと
・イントレが約4mと高かったこと
が複合的な要素としては考えられる。
-
安全対策
(1)安定性の強化対策
プロジェクションマッピングを断念し、高さを約1.5mまで低くすることで、イントレ自体の安定性を強化する。
(2)風圧の低減対策
機材などを保護するためのネットは一切設置せず、風による上部へのあおりを考慮しイントレの天板数を最小限にするなど風圧を極力抑える構造とする。
(3)追加強化対策
これらの対策に加え、イントレの両サイドに各200kg、合計400kgのウエイトを設置し、さらに安定性を強化する。
2021年1月18日
はこだて冬フェスティバル実行委員会
投稿日時:2021年1月18日 (月) 17:02